2021/09/19 -愛知・刈谷あいおいホール- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
刈谷での生配信を控えた前夜。
先日、富士でのボクシング観戦で走った高速道路を再び走る。
今回の目的地は浜松。
10月24日の浜松での「西遠ボクシングアワー.35」の配信に向けての話し合い。
翌日の刈谷あいおいホールの中日本・西部日本新人王対抗戦の配信中に
次回配信に触れる為にも、少しでも先に進めておきたい。
事前に口頭でおおよそのお話はできていたものの、具体的な話をする為に浜松へ向かう。
普段なかなか家族との時間も取れない。
子供たちは浜松名物の餃子が好き。
かみさんは運転好き。
ここしかない!と仕事を早めに切り上げて、家族全員で車に乗り込む。
新東名の浜松SA・ICまで一気に向かい、そこで夕飯。
夕食だけだけれども、久々の家族での遠出。
まだまだ収まる気配のないコロナの状況。
家族と出かけるにもこれくらいのことしかできない。
美味しそうに餃子を頬張る我が家の三姉妹。
土産物コーナーでは普段お世話になっているご近所さんへの土産を買いこむ。
時間に余裕を持ってそろそろ出ようかという頃…。
「気持ち悪い…」
食べ過ぎた次女がトイレで今食べたばかりの餃子をリバース…服も汚れて大惨事に。
幸い着替えがあったので、時間は消費したもののなんとかはなった。
慌てて高速を出ようとするも、SAからそのまま高速を降りる予定が、
はやる気持ちでよく確認せずに車を出し、本線に乗ってしまった。
…終わった。
一つ先のICで降りて下道を走る。
ナビの到着時間は約束より5分オーバー…。
とりあえずお詫びの連絡を入れる。
到着すると、家族はいったんその場を離れる。
こちらが話をしている間、ドライブがてらに浜松の街を見て周る予定。
このコロナの中で太りすぎて切れるスーツもなくなった。
申し訳程度にジャケットを羽織った格好と、時間に遅れたことをお詫びしながらお伺いする。
いいよいいよと、優しく中へ通していただく。
場所は西遠ジム。
解説から45年、静岡の老舗ジムだ。
世界タイトルマッチも複数回プロモート。
創始者の春日 利博氏は中日本ボクシング協会の協会長も務めた人物だが、
元々選手や関係者ではなく、建設業を営む土地の名士。
従業員のボクサーを応援するのが高じて設立された。
いわば、業界の外にいたファンが設立したジムだと認識している。
半世紀近く前にも、ボクシングの魅力にとりつかれたファンがいた…。
そんな経緯にどうしても、どこか親近感を抱いてしまう。
中では間近でサンドバッグやミットが行われている。
会長は選手の指導に勤しみ、対応いただいたのはマネージャー。
お互いに普段の仕事など軽い自己紹介を済ませて、いよいよ配信の話に入る。
どういった意図で配信を行っているのか。現在の状況などをお伝えする。
ほぼすべてに関して了承をいただく。
快く受け入れていただいてばかり。
毎回、苦言等いただくことも覚悟して色々な方とお話をさせていただくが
いつもいつも、優しく受け入れていただいている。
具体的な撮影場所の話であったり、契約書の内容であったりを認識合わせし、
その他のボクシングの話も含めて、40分ほどでお話は終了した。
最後、帰り際、今回で35回を迎える西遠ボクシングアワーの歴史について
何か映像を作って配信しないかとご提案をいただく。
確かに魅力的だと思ったが、動画編集の技術の問題から色よい返事はできなかった。
なんだか申し訳なくなる。
ただ、何か別の形でできないかな…なんてことが頭の中をぐるぐるまわる。
そこに魅力や価値があっても掘り出す人間がいなければ、埋もれたままになる。
地方ボクシングのボクシング史は専門誌にも残されていないものが多くある。
半世紀以上前の資料に心躍らせるファンは沢山いて、自分もその一人。
Youtubeや動画全盛の時代ではあるが、これがどこまで残り続けるのか。
Google の規約は一方的なものが多く、仮に google に大きなインパクトがあればどうなるか解らない。
ここから数年の間の話ではない、数十年先を考えたとき、何か起こる可能性は充分にある。
大きければ様々なものに守られる日本の企業とは違う。
アメリカの資本主義では、どでかい会社が平気で倒産する。
やはり…紙だよな。
語り部がいるうちに、中日本のボクシング史をまとめたい。
自分の文章力だとかでは難しい…沢山の人を巻き込む必要がある。
いつくらいに着手できるだろうか…いつかやりたいで消えていってしまうだろうか。
帰り道、DVDに夢中になる子供たち。
静かな車内では、明日の配信、初めて静岡に進出する配信、そしていつかのやりたいこと。
複数のワクワクが胸の中で絡み合い、異様な興奮状態。
隣のかみさんに悟られないよう押し黙り、静かな静かな岐路になった。
翌朝、刈谷の配信に向かって家を飛び出す。
まずはこの日の配信を無事に終わらせること。
そしてたくさんの人に「魅力的な選手」を知ってもらうこと。
何より自分の大好きなボクシングが見れる興奮。
前日入りのsakanaさんは既に会場入りしている。
入り口から顔を合わせる方々に挨拶しながら撮影場所へ。
さて、ここでいつもの言い訳前置き
自分はファンではあるが、熱狂的なマニア程の肥えた目を持ってはいない。
自分より凄いと思えるファンはそこらじゅうに転がっている。
ここに書く内容に誤りが多分に含まれることもある。
先に言い訳をしておきたいわけではなく、そういうものだと言っておきたい。
同じ試合を見ていても、違う感想を持つファンもいるわけで…。
ここに書いたことが正解ではないと…。
それだけは認識したうえで、読み進めていただきたい。
今後の配信スケジュールの確認や、浜松での撮影方法について
sakana さんとお話しているうちにあれよあれよと配信時間。
リング上では美濃 巧人(とよはし)がアップ時に
行う「ダウンの練習」を見せる中、配信がスタート。
※当日のライブ配信映像/美濃選手のダウンの練習はこちらから
※動画が上手く見れない方、こちらをクリックしてみてください
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