2016/03/13 刈谷あいおいホール-5試合目~9試合目(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2016/03/13 刈谷あいおいホール-5試合目~9試合目(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
 
 

■5試合目
【スーパーバンタム級4回戦】
三輪 珠輝(松田) vs 加賀 聖也(タキザワ)

三輪 珠輝は4戦2勝(1KO)2敗。
デビュー後2連勝を飾るもその後2連敗。
しかし負けた相手はいずれも連勝を続けている強敵。

加賀 聖也は2戦1勝1敗。
フリッカーを軸にするサウスポーのアウトボクサー。
 

1R早々、左を撃ったところで痛みが走ったようで、背中を向けてしまう加賀。
一旦試合が中断し、ドクターチェックの末、大丈夫ということで試合が再開。

元々が懐が深くて、フリッカージャブを軸にするスタイルなので、痛みのせいか、
スタイルがそうだからなのかは解らないけれど、加賀が右で上手く試合をコントロール。
左の数は極端に少なかったように感じる。

フットワークもサボらず、ボディへの意識も高い。
この日凄くいい戦いを見せてくれて、2-1の判定でこの試合を勝ち取った。

三輪はサウスポー相手にやりたいことがやれず…といった印象。
後半に加賀の足が落ちてからは、しっかり盛り返すこともできていたし、もう1試合見てみたい選手。
 
 

■6試合目
【スーパーフェザー級4回戦】
稲垣 秀一(松田) vs 中村 洸介(結花)

稲垣 秀一は6戦4勝(1KO)2敗。
6回戦での対戦相手がみつからなかったか、経験を積ませる為か4回戦で出場。
現在3連勝中と波に乗る。

中村 洸介は2戦1勝1敗
千里馬哲虎ジムから結花ジムへ移籍して初の試合。
この日の1試合目で同門の谷口 政治(結花)が負けてしまっていたので、
この試合にジム初勝利がかかる。
 

戦績的には稲垣が格上かと思いきや、主導権を握ったのはサウスポーの中村の方。
しかし稲垣はなかなかパンチがあるようで、左でも中村の顔面がズレる。
2Rには強烈な撃ち降ろしの右が中村を捉える。

中村が作った試合を稲垣のパンチ力が引き戻してしまう…といった試合。
3Rにはカットによるドクターチェックが入るもストップには至らず…。
この試合こそ何を獲るかで分かれそうな試合だけど…2-0の判定で稲垣が5勝目。

この二人、僕みたいな素人の目にはなかなかレベルの高い二人に見えたんだけど、実際どうなんだろう…。
中村はきっとそのうちB級昇格を決めてくれるだろうと感じた…。
 
 

■7試合目
【フェザー級4回戦】【中日本新人王戦】
今田 雄大(蟹江) vs 村上 善記(タキザワ)

今田 雄大は4戦2勝(1KO)1敗1分。

幸か不幸か、これまでの対戦相手は全員未勝利者。
この試合が初の勝利経験者が相手となる。

村上 善記は6戦1勝(1KO)5敗

ここまで負けが込んでいるが、唯一勝った相手はB級昇格を果たしている。
一度リングを離れたようで前戦で3年半ぶりに復帰。
34歳でのリング…。
 

今田は懐に入るタイミングが絶妙で、1発いいのが入れば、まとめる意識も高い。
村上は2Rに強烈なパンチをもらって2RTKOで今田の勝利…

しかし…申し訳ない、この瞬間を完全に見逃してしまい…。
何も書けなくなってしまった…。

それぞれの次の試合、絶対に見逃すもんか!って気分なので…
どうかお願い、彼らの次戦、なんとかスケジュールの都合ついてくれ!

ただひとつ言えることは、今田に関しては今後6回戦に顔を出してくるだろう選手だし、
村上に関しては、戦績通りの実力には見えなかった。
戦績だけ見てたいしたことないって言ってると恥ずかしい思いをさせられてしまう…なんて選手だと思う。
 
 

■8試合目
【バンタム級4回戦】【中日本新人王戦】
伊藤 仁也(三河) vs 高井 一憲(中日)

伊藤 仁也は4戦3勝1分。
無敗の3連勝を飾って新人王にエントリー。
この試合に引分以上で、B級昇格も手に入る。

高井 一憲は4戦2勝(1KO)1敗1分
唯一の敗北はこの日のファイナルに登場する水野 拓哉(松田)が相手。
今年の新人王で仕切り直したいところ。
 

距離がばっちり噛みあったようにも見える二人の戦い。
スピードで勝る伊藤に対し、タイミングのいい高井のパンチが刺さる。
好戦的でスピードあふれるファイトになった試合。

3Rに伊藤の“何か”が当たって高井がダウン。
何が当たったかはレフリーの陰で見えず…。
再開後、仕留めにかかる伊藤だが、高井の力のあるパンチに詰め切れず。

4Rにはダウンの劣勢をきちんと盛り返し…しっかりと戦いきった高井。
ハートも力も見事と思ってしまう。

結果は判定でダウンを奪った伊藤の勝利。

伊藤はこれでB級昇格。今年の新人王…頑張ってほしいな。
高井は戦績は五分になってしまったけども、今後期待!

そして伊藤は…ちょっと注目してもいいのかも…。
何が当たったか見えなかったのが痛かったけど、
お互いに噛みあう中で、徐々に距離が詰まりすぎになりつつあった中でのダウン奪取。

…何がどうなってダウンシーンが起こったか、知りたくてたまらない。
 
 

■9試合目
【ライト級6回戦】
川瀬 源(松田) vs 岩田 裕司(中日)

川瀬 源は17戦6勝9敗2分。
A級ライセンスを手に入れるものの8回戦では2敗を記録。
前戦では6回戦で連敗をストップ。
再度6回戦での試合に挑む。

岩田 裕司は14戦6勝(2KO)6敗2分。
2011年の中日本新人王。
全日本新人王で敗れた後、2年のブランクののちに復帰するもその後は1勝2敗2分。
2年半ぶりの勝利を目指す。
 
 

お互いベテラン同士の落ち着いた試合展開。
川瀬は効いたと見るやガードの上からでも連打をまとめる。
ジャッジへのアピールも兼ねたベテランらしい上手さ。

序盤2Rまでは川瀬が足を使いながら見栄え良く展開。
しかし、3R以降は岩田も川瀬からペースを取り戻し…。
以降はお互い、主導権を譲らず…。

お互いに手数は少ないものの、駆け引きに溢れた二人の戦い…。
ポイントがどちらに流れるか、かなり難しい状況だったけど、結果は岩田にポイントが振られての勝利。

6回戦でぶつかったベテラン同士の1戦。
見ごたえ充分の一戦でした。
 
 

さぁ、ようやくいよいよセミファイナル…ですが、
ちょいとこの試合、思い入れ含めて長くなりそうなので…。

また次回、1日分かけて記載します。
今日はこんなところで…また、明日。
 
 

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