2025/12/27 -愛知・愛知県国際展示場- 第5試合、第6試合(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
【スーパーライト級6回戦】
山本ライアン ジョシュア(ワタナベ) vs ○ アスカット・クルタエフ(キルギス)
0-3(55-59、55-59、56-58)
ジャブの刺し合いで立ち上がった試合。
強烈にボディも削り合う序盤。
3Rに入ると、ファイトの時間が長くなる中、
アスカットが山本の固いガードの脇を襲っていく。
山本は回転よく猛烈な撃ち合いへとまきこみコンビネーションを叩きつける。
ここは山本が撃ち勝ってラウンドが終了。
後半はアスカットが大きく足を使ってパンチをひっかける。
山本が追いかけてボディを襲うが、小気味よく手を出しながら動くアスカットに
なかなか手を出す隙も与えてもらえない山本。
試合はそのまま膠着して試合終了のゴング。
マイジャッジ59-55でアスカット。
3Rの撃ち合いで上回った山本だったが、分が悪いとなるや否や、
アスカットは足を使ってのヒット&アウェイに切り替えた。
撃ち合いに決して付き合わず、後半をはっきりと制した。
ボクシングとしての札の多さと、戦法を潔く切り替えられる冷静さ。
アスカットが背景の分厚さを感じさせる強さを見せて判定を制した。
デビュー戦とは見紛える強さ。
宮川 竜成(尼崎亀谷)に対してリマッチを要求したアスカット。
次はわからない…そう思わせるには充分な試合内容だっと感じる。
そして、撃ち合いの強さを見せた山本だったが、後半は付き合ってもらえず。
ただし、自分の得意な土俵に引きずり込みさえすれば、
このレベルの相手と拮抗する力は示した。
かつて届かなかった日本タイトルへ…。
この敗戦が飛躍のきっかけになってくれればと感じた。
山本ライアン ジョシュア 17戦9勝(2KO)8敗
アスカット・クルタエフ 2戦1勝1敗
【スーパーフライ級6回戦】
政所 椋(KWORLD3) ○ vs ヌルジギット・デュシェバエフ(キルギス)
6R判定 3-0(58-56、58-56、58-56)
鋭くロングのパンチを撃ち込んでくるサウスポーのデュシェバエフ。
政所はプレスをかけながら、一発当たれば追いかけて上下に捉えていく。
お互い被弾にひるまず好戦的に戦う。
接近戦になると痛烈にボディを襲う政所。
撃ち合いで上回るが、デュシェバエフも引かずに乱戦へ。
お互い熱くなる中、パンチが大きくなるのは政所か。
サウスポー対オーソドックスの対決の中で激しく頭が当たる場面も。
後半、ボディへの攻勢を強めていく政所。
撃ち合いの中、しつこくしつこく腹を攻めていく。
細かく撃ち込んで来るパンチをガードでしのいで、強打を返す政所。
被弾はありつつも、力強くとらえる数でははっきりと上回る。
どれだけ撃ち込んでも、鋭くパンチを返してくるデュシェバエフ。
出たり引いたり、目まぐるしく距離感を変えるデュシェバエフだが、
政所は動じず鋭く強くボディを叩き続ける。
最後は政所が出し切るようにパンチを出し続け、
もみ合いのような撃ち合いの中で試合終了のゴング。
マイジャッジは59-55で政所。
クリンチ際や、手札の数、ラフさ…どれをとってもいやらしかったデュシェバエフ。
難敵らしい難敵と言っていい選手だったようにも思えた。
さらに、政所の踏み込み速度にかき消されたが、
長い距離はやりにくさを助長させる嫌な嫌な要素だったようにも思う。
デュシェバエフの長い距離に対し、易々と踏み込んでコンビネーションを叩きこんだ政所。
ボディで勝ち切った試合にも見えたが、
そこには難易度の高い作業をクリアし続けた姿があったように思う。
ボディに合わせてくるデュシェバエフの拳にひるむことなく、
鋭く踏み込んで距離を潰し、いやらしくクリンチに逃れる前に叩いていった。
政所の持ち合わせるスペックが上回ったようにも思える。
アマ国際大会を制する力のある選手に対してスペック勝ちできる政所。
その部分には驚異的な強ささえ感じさせる。
まだまだに思えるのは、世界を意識させる選手だからこそにも思える。
2026年、国内や地域タイトル戦線に絡んでくる予感は充分とも思えた。
政所 椋 7戦7勝(4KO)
ヌルジギット・デュシェバエフ 3戦2敗1分
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