2025/11/16 -石川・石川県産業展示館- 前置き(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

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英 洸貴(カシミ)の父に感謝していることがある。


XがまだTwitterだったころ、ある人物が炎上していた。
炎上している人物に批がある内容だったと思うが、なかなか沈静化せず。
周りからしつこく叩かれていた。

自分もその叩きに参加していた。

年々世の中のネットリテラシーは上がり続けている分、
数年さかのぼって思い起こすだけで、過去の時代のネットは酷い有様だったと思える。
当時のゆるゆるの感覚の中で、独善的な怒りに任せてやっていた行為。


初めて出会ったその日、僕はそのことについてとがめられた。
「俺はそういうのは好かん!」と。

その言葉の意味をかみ砕けずに、その件について黙った自分。
その場はそれで流れていった。


そのやりとりは時間がたつごとに意味を持って行ったように思う。
自分がやっていた行為はまさにイジメそのものだった。

「イジメられる方にも問題がある」…とはよくある言葉。
「だからと言ってイジメていいわけではない」と思う。
僕は間違いなくあの時、イジメの加担者になっていた。


初対面の僕に対して、それをはっきりと咎めた英のお父さん。
他人ではある…だけど、その時の距離感は僕を他人としては扱っていなかった。
ぐっと近い距離に踏み込んで、そのやりとりをしてくれた。
こんな暖かい行為があるだろうか。

兄弟三人ともプロボクサー。
長男のユキヤ・ハナブサ(カシミ)には僕は間に合っていないが
次男のビビンバ 力(カシミ)と三男の英 洸貴(カシミ)とは会話させてもらえることもある。

どちらも気持ちよく男らしい二人。
この父親から巣立っていった二人だと思うと、何となく合点がいく。


英のお父さんに限った話ではない。

樫見会長もまた、暖かい。
突然カシミジムを訪問した僕に「人」を説いてくれた。
僕にとってその時、最も必要だった話。

最適のタイミングで、最適の話を自分に与えてくれた。
その時点、たった数分しか自分を見ていないはずの樫見会長。
なんでこんなことができるんだろうと驚いた。


勝負の世界に生きる男たちの鋭さもありながら、それが柔らかく包まれている感覚。
金沢のボクシング関係者からいつも感じるものだ。
そして、それに充てられてか何なのか…。
他の勝負の世界の人々もまた、金沢では雰囲気を変える。
名刀が威厳ある鞘に納められているような、そんなふうに感じる。
戦う人間たちの、男として、人としての魅力が数倍にも膨れ上がる…不思議な場所。

 

ここでいつもの前置き

自分はファンではあるが、熱狂的なマニア程の肥えた目を持ってはいない。
自分より凄いと思えるファンはそこらじゅうに転がっている。
ここに書く内容に誤りが多分に含まれることもある。

先に言い訳をしておきたいわけではなく、そういうものだと言っておきたい。
同じ試合を見ていても、違う感想を持つファンもいるわけで…。
ここに書いたことが正解ではないと…。
それだけは認識した上で、読み進めていただきたい。

 

朝5時、目覚ましを止め、レンタカー屋へ。
6時に名古屋を出発…長距離のため途中に休憩をはさみながら10時半には到着。

間違って再生ボタンを押してしまい、せっかくだからと1時間早くしゃべり始める波乱の開始。
はしゃぎすぎて山本 愛翔(カシミ)藤野 零大(カシミ)を言い間違ってアタフタし…。
引退したジェネシス・カシミ・セルバニア(カシミ)
元気そうな姿が泣きそうなくらいに嬉しく。
そういえばピッコロ・ボリバー(カシミ)が母国で
未だに戦歴を重ねているのを確認したばかり。

英兄弟も元気そうだ。
嬉しいことばかり…。

全て何もかもが気持ちよく心を弾ませながらの配信。
第一試合のゴングが鳴る。

 

 

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