2023/10/08 -岐阜・じゅうろくプラザ(二部)- 第4試合~第6試合(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2023/10/08 -岐阜・じゅうろくプラザ(二部)- 第4試合~第6試合(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

 

【57.5Kg契約4回戦】
西村 翔馬(岐阜ヨコゼキ) vs 濱田 広志(天熊丸木)

詰めていく濱田をコンビネーションで迎え撃つ西村。
時折濱田が強烈に捉えるものの、出て来る濱田を強烈に捉える西村といった印象だったが
ラウンド終了間際、西村をコーナーに追いつめた濱田が、
被弾構わず襲い掛かると一気に西村を捉えて行って第1Rが終了。


2Rも濱田がコーナーに追いつめてラッシュ。
顔面を大きく跳ね上げられる西村だが、なんとかコーナーを脱出。
いったん仕切り直しとなった攻防の中で試合がストップ。

ヒッティングにより濱田がカット。
レフリーはドクターチェックの末に試合をストップした。

TKOタイムは2分9秒


若干早いようにも見えたが、このレフリーはカットに対しては早めに止める傾向がある。
カットが癖になればやりたくてもやれない状況に陥る。
レフリーが守ろうとするのは命だけではない。
ボクサーとしての将来をも守りに行く。

自身も選手だったからこそ、今その場の試合が意に反して終わってしまう悔しさも理解できるだろう。
それでも、その先を優先する。
この日レフリーが守ったものを大切にして欲しいと思う。


対して猛攻を浴びる中、相手を切り裂く一撃で逆転のTKOを飾った西村。
鋭く強烈なパンチに対して、しっかりと撃ち返していた中でのヒットだった。
危ないタイミングの攻撃をしのぎ切り、致命打をもらずに仕切り直した中での展開。

たった一発で劣勢だった試合を勝利に変えた西村。
地元岐阜で堂々初勝利を飾った。

地元の西村の勝利に沸くリングサイド。
これだけ喜ぶ人たちがいる。
勝利の味を噛み締めて、次に向かって欲しいと感じた。


西村 翔馬 5戦1勝(1KO)3敗1分
濱田 広志 3戦3敗

 

【54.3kg契約4回戦】
林田 翔麗(三河) vs 綾野 太晴(中日)

重たく鋭そうなジャブを飛ばしていく林田。
しかし、綾野は落ち着いて、パンチの引きに合わせて入り、
接近したタイミングでコンパクトに上下に襲う。
ラウンド終盤に入ると、林田が右ストレートを強烈に刺していく。


2R、撃ち合いとなる中、お互いに鋭利なパンチを叩きつけ合う。
次第には腹の削り合いとなる中、お互いに押し合いながらのファイトへ。


3Rも接近戦になる中、決して大きくは振らない二人。
小さく、鋭く…そしてボディは強烈に。
ラウンド終盤、綾野が効かされてきたか…手数が大きく減る中、
林田が地獄のボディ攻めで綾野が疲弊していく。


4R、お互いが上下に打ち分けるが林田の方が手数が出る。
強烈なボディに体がくの字に折れる綾野。

絶体絶命の窮地の中、綾野のフックが強烈に林田の顔面を捉え、
さらに後続の左フックが真正面から林田を捉える。
尻餅をつくようにダウンした林田、立ち上がろうとするも足に来ている姿を見て
レフリーが試合をストップ。

TKOタイムは4R 1分12秒


採点的にはマイジャッジ、林田1Pリード。
好みによって分かれる拮抗した試合だったように思うが、
最終ラウンド、明らかに綾野はボディが効いており、絶対絶命の状態だったと感じる。

そこからの大逆転KO劇。
ビッグドラマを巻き起こす一撃だった。
ここまで決して大振りせずに戦い続けた姿が伏線にもなったように思う。
ラッキーで炸裂したものでないことは明らかだ。


試合を優勢に進めながら、ほんの一瞬、危ない距離に立ち止まってしまった林田。
これがデビュー戦でよかったと感じる。
上に登れば、負けで失うものが大きくなる。

痛みは早いうちに知っておいた方がいい。
恐らく、しっかりと登っていく選手。
この敗戦がもたらす価値はきっと大きい。


林田 翔麗 1戦1敗
綾野 太晴 2戦2勝(1KO)

 

【54.5kg契約4回戦】
岡田 大空(市野) vs ○ 川瀬 航(名古屋大橋)
2RKO

懐の深い川瀬だが、近い距離で岡田を上回っていく。
岡田の高いガードが開くタイミングに的確に拳を差し込んで行く。
パンチの角度も多彩で、岡田の高いガードをすり抜けるようにパンチが入っていく。


2Rに入ると岡田が一気に出る。
捌き切れずに強烈に被弾する川瀬だが、クリンチに逃れて仕切り直し。
積極的に攻めて来る岡田にロープを背負ったところ。

攻める岡田に川瀬の右クロスが突き刺さる。
前のめりに倒れた岡田…立ち上がるが足元がおぼつかず、
レフリーはそのまま10カウントを数え上げた。

KOタイムは2R 55秒

 

2Rから一気に飛ばした岡田。
川瀬が手を返せないほどに猛烈に攻めたが、
クリンチで流れを切られると、狙いすました一撃でリングに沈められた。

あのラッシュをどれだけ繰り返せるか、
攻撃力はしっかりあるだけに、相手に時間を与えない戦いができればと感じた。
ここからどう成長していくか、選択肢は無限。
初の敗戦からの復活を期待していたい。


対して、芸術的とも言える綺麗な一撃でKO勝利を挙げた川瀬。
懐の深さからロングレンジの選手かと思っていたが、
近距離で岡田を上回る姿を見せた。

小さく鋭いパンチは強烈だった。
さらには長い距離で決めた右クロス。
近くても遠くてもやれる選手。

きっとこれからも勝利を積み重ねてくれるだろうと思っている。


岡田 大空 2戦1勝1敗
川瀬 航 3戦2勝(1KO)1分

 

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