2017/6/11 刈谷あいおいホール-4試合目、5試合目(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2017/6/11 刈谷あいおいホール-4試合目、5試合目(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
 
 
 

【52.5kg契約4回戦】
岡﨑 駿一(中日) vs 村瀬 和希(西遠)

・岡﨑 駿一(中日) デビュー戦
・村瀬 和希(西遠) デビュー戦
 

デビュー戦同士の一戦。
フレームは岡﨑が上回る。

懐に入ろうとする村瀬を、岡﨑は左で制しながらサークリング。
距離が詰まると、クリンチで絡め取り、離れ際に強烈な左フック。
クリンチワークも巧みで、離れ際に一撃見舞って距離を取る。

村瀬は接近してからクリンチされるまでのわずかなタイミングに
左右のフックをヒットさせることもあるが、それも単発で寸断されてしまう。
くっついても、離れても、主導権を奪えない。
 

2Rに岡﨑の強烈なボディがヒットすると、手ごたえがあったか岡﨑は標的をボディに切り替える。
さらに上にも返し、試合は一方的になっていく。

しかし、接近してからクリンチされるまでのわずかなタイミングに賭けたような村瀬の戦い。
どれだけ撃たれても、飛び込むことを諦めない。

このラウンド、バッティングにより岡﨑が左の瞼をカット。
 

3R、村瀬のしつこいアタックに、岡﨑が押し込まれる場面が出始める。
まったく疲労を見せない村瀬…もしかするとの可能性もにおい始める。
相変わらず、入り際を数多く捉える岡﨑ではあるが…。
 

4R、村瀬もダメージの蓄積からか鈍り始める。
お互いが危険な距離に留まっての攻防。
逆転を狙って村瀬が大きく振ると、そこを岡﨑がカウンターで捉える。
ここの接近戦は、岡﨑が制し、最後は両者ドロドロの撃ち合いになって試合終了のゴング。
 
 

40-36、40-36、39-37
勝者:岡﨑 駿一
 

マイジャッジは40-36。

最終ラウンドは、ポイント優位な状況と思える中で、果敢に撃ち合った岡﨑。
まるでベテランのような巧みさを見せていったが…最後に疲弊したところが気になった。

きっとこの先、勝ち抜いていける選手。
前半の戦いを持続できるような次戦を期待したい。
 

村瀬はボディの蓄積が終盤に効いてきてしまったようにも思える。
負けたボクサーに対して、「気持ちでは負けてなかった」なんて
慰めの言葉にもならないことは承知の上だが…その”気持ち”が一番大事だったりする。
強くなってほしい…そう思わせてくれる試合だった。
 
 

【Sフェザー級4回戦】
北川 仁暉(唯心) vs 児玉 宏紀(タキザワ)

・北川 仁暉 デビュー戦
・児玉 宏紀 3戦3敗

アップライトに構える北川に対し、体を屈めて突進する児玉。
北川は切れのいいジャブ、ワンツーで距離を制する。
児玉を内側に入れさせず、ロングレンジのパンチを突き刺していく。

距離を詰めたい児玉だが、なかなか懐に入らせてもらえない。
詰めた瞬間に右を撃ち下ろされるシーンも多発。
 

2Rに入ると圧力を強めた児玉。北川の足の運びが忙しくなる。
児玉の入って来るところにひっかけるような北川の左フックは強烈。
さらに児玉の左をうまくサイドにかわした北川が、被せるパンチも強烈。
しかし、圧力の止まらない児玉に対し、北川の重心が後ろに傾くシーンも。
 

3R、北川の右に合わせた児玉の右ストレートが突き刺さる。
こういったヒットが増えていけば…と思った矢先、さらにもう一度児玉の強打がカウンター。
効いてしまった北川、足を使って回復を図るが、足元の定まらない状態に重ねて
勢いに乗ってしまった児玉を捌ききれない。

近距離の撃ち合いになると、児玉の回転についていけずに北川は防戦一方になってしまう。
北川は必死に距離をとって、なんとかラウンド終了のゴングに逃れる。
 

4R、北川のジャブに対してクロスのタイミングをつかんだ児玉。
思うようにジャブが出せなくなった北川は、児玉の接近を止める武器を失ってしまう。
逆転も香る最終ラウンド、一気に児玉優勢…前半を獲られているだけにダウンが欲しいが、
ラスト10秒は北川も応戦し、試合終了のゴング。
 

39-36、38-38、38-38
児玉の1-0で試合はドロー。

マイジャッジ38-38。
 

攻め続けた児玉の姿もあってか、判定の際は若干のざわつき。

前半、被弾に耐えながらクロスのタイミングをつかみ取っての盛り返し。
初勝利はお預けとなったが、”勝ち取った”この引分けは児玉にとって大きいのではないかと感じる。
こういった試合の後、強くなってしまう選手…よくあるパターンの一つ。
 

北川は3Rに効かされてしまうまでは完璧な試合だった。
接近戦や、左が機能しなくなったときの戦いが課題か…。
どうにもならなくなったとき、ボクサーにとって選べる選択肢は少ない。

いざという時…「倒される前に倒す」
そんな戦いを行う備えも必要に感じる。

デビュー戦で、展開が大きく変わる試合を経験できたことは北川にとって大きいと感じる。
ジャブの切れもさることながら、ロングレンジの攻防には光るものがあった。
それを打開されてしまった時の次の手を持てば…勝ち上がって行く姿も想像できる。
伸びシロ含めて、来年の新人王、要注目。
 
 

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