2022/04/24 -三重・メッセウィングみえ- ファイナル(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

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【フェザー級8回戦】
菅原 秀馬(市野) vs 大保 龍球(神奈川渥美)

菅原 秀馬 9戦7勝(4KO)2敗
大保 龍球 12戦7勝(4KO)5敗

 

 ※試合映像がある為、試合描写は割愛いたします。

紙一重の斬り合い、リングに沈んだのは菅原だった。
お互いの大砲が交錯、映像ではわかりにくいが菅原の拳も届いていた。

試合が止まった場面では、先に左右フックを撃ち込んだのは菅原。
ロープに吹っ飛んだ大保を仕留めに行ったところで強烈な左を被弾している。

二つの紙一重、どちらも制したのは大保だった。
実力は拮抗していたように見える。

一瞬を奪い合うのがボクシング。
大保はその勝負に勝ち続けた。

登れば登るほど、実力拮抗の試合は増えていく。
その中で、どれだけの勝ち星を挙げていけるか。
大保がボクサーとしての強さを三重のリングで見せつけたように見えた。


菅原に関しては実力が足りないわけではない。
少なくとも、この試合に関しては太刀打ちできない展開ではなかった。
充分に上で戦う力はあると思っている。

対戦相手に苦慮し、まだ10戦のキャリア。
本来ならこういった敗戦をもっと手前の段階で経験していても良かった。
初のKO負け、登り詰めるにはまだ足りなかったピースが一つ埋まるようにも感じる。


今後については後ろ向きに検討するとSNSで発言している菅原。

家族も仕事もある。
自分の人生を優先するべきだと思うが、仮にリングに戻ったとして、
この負けで彼のボクサーとしての価値が損なわれるようなことはないと思っている。

その時には、これまで以上の期待を持って、客席から応援を送りたい。

 

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