2024/8/18 -岐阜・じゅうろくプラザ- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2024/8/18 -岐阜・じゅうろくプラザ- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!


中日本夏の陣もいよいよラスト。
トリを飾るのは、会場の熱気、全国屈指の岐阜じゅうろくプラザ。
毎度超満員となる客席の熱量はボクサー達の激戦を誘発する。

照明や音楽ではない…リング外の熱気と言う凄まじい演出がそこにある。
ぜひとも現地で戴冠して欲しい興行。
こちら「ボクシング選手名鑑チャンネル」より生配信。

(メイン)

 

(サブ)こちらはせきちゃんのおしゃべり付きとなっております

アーカイブ動画はSAKANA仮チャンネルから

現在、我々で生配信が可能なアカウントはボクシング選手名鑑チャンネルのみ。
万が一、ボクシング選手名鑑チャンネルにトラブルが発生した場合、
代替となるチャンネルを持ち合わせておりません。

SAKANA仮チャンネルからも生配信ができるようにするには登録者が1000人必要です。
万が一の場合に備えたく、何卒チャンネル登録をお願いいたします。

SAKANA仮チャンネル
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有

 

この日の岐阜は、出場18選手中、勝ち越し選手は僅かに2名。
負けを知るボクサー達だからこそ、リングで放てる魅力。

「負けに負けるな」「負けてからがボクシング」


【バンタム級4回戦】
冨田 遼平(天熊丸木) vs 松原 靖貴(トコナメ)

冨田 遼平 2戦1勝(1KO)1敗

鮮烈なKOデビューも、2戦目はファイターを相手に馬力勝負で力尽きた。
鋭利なパンチには魅力アリ。
愛知県春日井市出身の19歳。


松原 靖貴 4戦3敗1分

未だ未勝利…ただし、戦った4戦すべてが面白い。
結果はついてきていないが、面白い試合をする選手という認知は得られているように思う。
好戦的であり、粘り強い選手。


攻撃力に秀でた二人の対戦。
オープニングアクトとしてはこの上ない松原のボクシング。
毎年激熱の岐阜じゅうろくプラザ…1戦目から熱量が注入されることが予見される。

 

【52.5Kg契約4回戦】
名和 祐輔(岐阜ヨコゼキ) vs 津田 康光(ARITOMI)

名和 祐輔 3戦3敗

現役医師ボクサーの名和がいよいよ地元リングに登場。
前回の岐阜では対戦相手の棄権により試合が流れている。
前戦では打撃戦を繰り広げ、試合終了まで残り2秒でのTKO負けを喫した。


津田 康光 4戦1勝3敗

好戦的な試合、封じられた試合、一撃に泣く試合、駆け引きの試合。
キャリア4戦の中で様々な試合を踏んで来ている。
連敗中の負け越し戦績だが、間違いなく経験値は蓄積されている。


両者とも負けの多いキャリアだが、強くなるための遠回りとも見えている。
粘り強く戦う二人が、いずれ来る飛躍に向けて激突する。

 

【ライト級4回戦】
元原 昂広(尼崎亀谷) vs 秋山 星也(名古屋大橋)

元原 昂広 3戦2敗1分

昨年7月、刈谷あいおいホールのリングに続いて中日本に登場。
勇猛果敢に攻めたが、パンチの届かない距離から仕留められた1RTKO負け。
闘志むき出しの姿、また岐阜で見られるか。


秋山 星也 5戦2勝(2KO)3敗

3ヶ月連続の試合、この日が3試合目となる。
快勝した6月、接戦を落とした7月、無謀にも思えるタイトなスケジュールを勝ち越しで終えれるか。
「強い相手と戦いたい」と望む選手から、対戦したいと声が上がる選手。


3ヶ月で3試合をこなし、一気にB級昇格のメもあった秋山だが、
その野望は7月の試合を落とした…ここで切り替えられるかどうかは、
秋山の将来を占う意味でも重要に思える。

猛ファイターの元原はコンディションをしくじったときに一番怖いタイプでもある。
相手を捌ききれなくなれば勝ち筋は遠のく。
リング上の出来事以上に、リングに向かう期間の秋山が試される。

 

【ライト級4回戦】
ハンマー・タク(岐阜ヨコゼキ) vs 新美 映太(RISE)

ハンマー・タク 9戦2勝(2KO)6敗1分

大幅負け越しだが、勝った試合のKOシーンはいずれも衝撃的だった。
いつ飛び出すか…「ハンマーの一撃」には夢がある。
浪漫の男、ハンマー・タクが地元リングで3勝目を目指す。


新美 映太 デビュー戦

デビュー戦の為に初見。
愛知県丹羽郡大口町の17歳。


日本でプロとして活動できる最も若い年齢である17歳でデビュー戦。
新美がこれまで9戦もの戦歴を重ねて来たハンマーに挑む。
負けを重ねながら整って来たタクのボクシング。
一撃だけの選手ではなくなっている。

新美の情報がないため、試合予想は困難だが、叩き上げデビュー戦選手にとっては
一番脆弱な経験という部分で大きく上回るタク。
17歳の少年が高い高いハードルに挑んで行く。

 

【スーパーバンタム級4回戦】
まなべ ゆうた(天熊丸木) vs 高橋 梨久(トコナメ)

まなべ ゆうた 1戦1勝(1KO)

デビュー戦から固さなく躍動し、押し合いからの技ありのアッパーで勝利。
胆の強さは大舞台向きだと感じられる。まだ24歳で粗も多く、伸び盛りとも思える。
長くやればもしかすると…を期待させる資質はある。


高橋 梨久 3戦1勝2敗

サウスポーのファイター。
前戦では空転させられ、ダウンを奪われた上での完敗を喫した。
出したいものさえ出せずの試合…逆襲を期すリング。


好戦的な二人の戦い、刺激的な試合を予想する。
この日、2人しかいない勝ち越し選手のなまべが土を付けずに先へ行くか…
逆襲を期す高橋が、前戦を踏まえてどう変化して来るかも大きな見どころ。

 

【70Kg契約4回戦】
田中 喜誉(岐阜ヨコゼキ) vs 藤原 勇生(真正)

田中 喜誉 デビュー戦

岐阜県岐阜市出身の25歳。
3月に予定されていたデビュー戦は目の怪我によりキャンセル。
待ちに待ったプロのリングに上がる。


藤原 勇生 2戦1勝1敗

今年の西日本新人王戦にエントリーするも、
5月に予定された準々決勝を棄権してトーナメントを離脱した。
かなり好戦的な選手で、1勝はダウンポイントを挽回しての判定勝利。
西日本管轄、兵庫県の真正ジム所属。


選手数の少ない中量級に新たな人材が登場する。
西日本から攻撃的な選手を迎えての試合。
中量級の迫力を感じたい。

 

【女子47Kg契約4回戦】
児島 朋香(中日) vs 澤木 美里(名古屋大橋)

児島 朋香 デビュー戦

デビュー戦の為に初見。
学生時代はソフトボール部。
名古屋市北区出身のサウスポー、27歳。


澤木 美里 1戦1分

アマチュア戦績時代には2023年の社会人選手権女子フライ級で優勝している。
前戦ではファイターのしつこい手数に、勝ち切れずドロー。
ただし、飲み込まれることなく、数多くの引き出しで対抗した。


児島が初見の為、試合展開は予測できないが、両者ともに初勝利を目指す戦い。
アマチュアでも歴がある澤木が、デビュー戦の相手にどう試合を組み立てるかに着目したい。

 

【女子55Kg契約4回戦】
武藤 里帆(岐阜ヨコゼキ) vs 西 真央(大阪帝拳)

武藤 里帆 デビュー戦

デビュー戦の為に初見。
岐阜県出身の25歳。


西 真央 デビュー戦

デビュー戦の為に初見。
兵庫県出身の28歳。
西日本管轄、大阪府の大阪帝拳ジム所属。


中日本にも続々と女子ボクサーが登場。
地元の武藤が、西日本からやってくる西を迎え撃つ。
両者デビュー戦と言う特別なリング。
試合予想は困難だが、両選手にとっても、観客にとっても記憶に残る4Rを期待したい。

 

【65Kg契約8回戦】
佐伯 瑠壱斗(岐阜ヨコゼキ) vs 干場 悟(蟹江)

佐伯 瑠壱斗 17戦10勝(3KO)6敗1分

敵地で格上に挑み続けた苦しい時期を血肉に変え、見違える程に強くなった。
中日本の有望選手たちとのサバイバルを勝ち抜いてWBOアジア太平洋王座に挑んだが
壁は高く、何度もダウンを奪われた末に9RTKO。
地元リングで再起戦に挑む。


干場 悟 15戦7勝(2KO)8敗

前に前に出て来てしつこい手数で戦う粘着質なファイトはアマエリートでさえ苦戦させる。
くっついたら突き放しても突き放しても離れない。
日本人離れした柔らかさで、手も足も前に前に…。
アマ日本一に勝っていておかしくない試合を展開した試合もある。


WBOアジア太平洋王座に挑んだ佐伯が、地元リングで再起のリングへ。
挑むのは超難敵、恐怖のノーランカー干場…。
ただし、干場の主戦場である接近戦は佐伯も得意とするところ。
佐伯が距離の無いところからのショートでダウンを奪うシーンは何度も見て来た。

成長著しい佐伯のジャブで干場が止まるか…接近戦ではどちらに軍配が上がるか。
ロングレンジ、ショートレンジ、どちらにも魅力が詰まった試合だ。

 

 

【カテゴリ別】
2024年中日本ボクシング観戦記一覧に戻る

中日本ボクシング観戦記一覧一覧に戻る

カテゴリ別記事一覧に戻る

 

【日付別】
【記事一覧】2024年8月に戻る

【記事一覧】2024年に戻る

【記事一覧】に戻る

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました