2024/8/4 -静岡・ふじさんめっせ産業交流展示場- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

2024/8/4 -静岡・ふじさんめっせ産業交流展示場- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!

 

将来を期待される駿河男児のニューホープ、大畑 俊平(駿河男児)がメインイベントに登場。

当日は駿河男児チャンネルで配信されます。
ぜひぜひこちらからお楽しみください。


当日は全11試合とボリューム盛沢山。
中日本の選手たちだけでなく、日本全国からボクサー達が集結いたします。

疲れたら会場外に出てイベントブースや出店も楽しめファミリーで観戦しやすいのも特徴。
現地観戦がおすすめな、駿河男児の「ふじのくに祭り」です。

 

【62kg契約4回戦】
堀田 悠真(駿河男児) vs 早川 遼太郎(升田)

堀田 悠真 デビュー戦

今年5月にC級プロテストに受かったばかりの18歳。
デビュー戦の為に初見。


早川 遼太郎 3戦3敗

デビュー戦は富山のリングで戦っている。
試合巧者の深田 翔也(トヤマ)にしてやられたが
強引に詰め、右を撃ち込んで効かせる場面を何度か作った。
その後、新人王戦に2度エントリーしいずれも初戦敗退。
直近で敗戦した、竹中 るいじ(真正)は今年の西日本新人王決勝まで勝ち上がっている。
西日本管轄、愛媛県の升田ジム所属。


両者初勝利を目指す戦い。
減量を含むコンディション作りは試合数が多い方が有利。
全敗戦績でも積み上げたものは存在する。

早川が富山で魅せた果敢に詰める姿からは、プロとしての資質は充分に持っている選手。
結果を出せるか…それとも、10代の堀田が華々しくデビューを飾るか。

 

【スーパーライト級4回戦】
嘉生 心(駿河男児) vs 食いしん坊 将太(UNITED)

嘉生 心 1戦1勝(1KO)

昨年8月、後楽園ホールにてカウンター一閃で斬って落としての衝撃デビューを飾った。
中日本のリングには初登場。
19歳と若いがUJやU-15での戦歴は合わせて14戦。
ボクシング歴は長くある。


食いしん坊 将太 5戦1勝(1KO)4敗

中日本のリングには初登場の為、初見。
本名の三谷 将太からリングネームへと変更してこの試合に挑む。
戦績は負け越しだが、現日本ランカーの川口 高良(協栄)と撃ち合い、
一者がドローを付ける判定まで迫っている。
東京のUNITEDジム所属。


戦歴からは土台を感じさせる嘉生だが、
プロで既に5戦を踏んでいる食いしん坊に対してどうか。
強敵とも拳を交えている戦歴は脅威とも思える。

 

【フェザー級4回戦】
吉田 真虎(西遠) vs 小室 智也(八王子中屋)

吉田 真虎 デビュー戦

デビュー戦の為に初見の17歳。


小室 智也 デビュー戦

デビュー戦の為に初見の33歳。
地元、静岡県御殿場市の出身。
東京の八王子中屋ジム所属。


どちらも前情報はないため試合予想は出来ないが、
今後も後楽園ホールで戦っていくだろう小室にとっては
地元静岡のリングは今後立つ機会も多くはないハズ。

全てのボクサーが一度きりしか経験できないデビュー戦。
事前の準備、悔いなくこのリングに向かって欲しい。

 

【バンタム級4回戦】
ジェド・エンシナレス(駿河男児) vs 五十嵐 太輔(トコナメ)

ジェド・エンシナレス デビュー戦

デビュー戦の為初見。
まだあどけなさの残る、6月に17歳になったばかりのフィリピン出身。
アマ戦績なし、叩き上げ。


五十嵐 太輔 デビュー戦

デビュー戦の為初見の25歳
愛知県東海市出身。
読み方は「イガラシダイスケ」。


どちらも初見の為、試合予想は困難。
この日、様々な地域から選手が訪れる興行となっており、
中日本対決はこの試合を含めて2試合のみ。
新たなボクサーに出会える喜びをかみしめたい。

 

【51.5Kg契約4回戦】
中村 翔氣(M.T) vs 工藤 晃大(ダッシュ東保)

中村 翔氣 1戦1敗

アマチュア戦績は19戦13勝6敗。
東日本新人王戦にエントリーするも、初戦で自身のアマ実績を上回る
鈴木 丈太朗(帝拳)に敗北している。
東日本管轄の神奈川県、M.Tジムの所属。


工藤 晃大 3戦2勝(2KO)1敗

2019年の西部日本新人王決勝で敗戦。
その後5年のブランクを空けて、今年5月にKO勝利で復帰を飾った。
西部日本管轄の大分県、ダッシュ東保ジム所属。


アマ実績から行けば、4回戦では一つ抜けていておかしくない中村。
東日本新人王戦ではいきなりの注目対決に敗戦したが、ここから仕切り直し。
対して、九州からやってくる工藤は
プロのリングで勝ち越し戦績となる復帰戦勝利を飾ったところ。

初見の二人の戦い、両者とも、来年の新人王戦へのエントリーがあれば、
中日本新人王の対抗新人王となる可能性も考えられる。
来年の新人王を楽しむためにも注目しておきたいカード。

 

【58.5Kg契約4回戦】
植松 風河(駿河男児) vs 篠田 健斗(岐阜ヨコゼキ)

植松 風河 3戦2勝(2KO)1敗

今年の中日本新人王戦、優勝候補と目されたが、初戦敗退。
木附 大己(LUSH緑)とのダントツNo.1の注目カードで、一撃に泣いた。
全日本新人王が期待できる力は間違いなし。


篠田 健斗 1戦1敗

中日本のリング初登場の為に初見。
敵地大阪でのデビュー戦では、1Rからダウンを奪われる劣勢の中、
耐え抜いて後半に追い上げを見せたとのこと。


注目の4回戦、植松が登場する。
これまでの2戦で、「並の4回戦以上」の力は証明している。
この強者に、未勝利の篠田が挑んで行く。

「強い相手とやってこそ」
そんなボクサーとしての矜持が香るマッチメイク。

 

【フェザー級6回戦】
大橋 蓮(大橋) vs ウィラポン・ケトゥナロング(タイ)

大橋 蓮 1戦1勝(1KO)

世界を期待される逸材が、静岡のリングに登場。
アマチュア戦績は55戦38勝(15RSC)17敗。
2022年には国体を制した上で、全日本選手権で優勝。
アマチュア日本一の栄冠に輝いている。


ウィラポン・ケトゥナロング 20戦9勝(5KO)10敗1分

日本のリングには初登場。
タイ国外リングも初となり、タイトル挑戦経験も見当たらない。
ほぼ情報のない選手。


アマチュアの各全国大会優勝者、大学リーグ戦の戦績優秀者、連盟推薦者が日本一を争う
全日本選手権での優勝は、正真正銘のアマチュア日本一を示す肩書。
B級デビューの大橋は既にA級昇格の権利を有するが、この試合でもう一試合B級を踏む。
愛知の名門、享栄高校出身の大橋は中日本にも縁深い選手。
静岡のリングでお披露目の上、A級戦線に旅立っていく。

 

【スーパーバンタム級6回戦】
冨田 風弥(TRIBE) vs アズマー 田中(FLARE山上)

冨田 風弥 14戦7勝(2KO)7敗

2020年度の全日本新人王であり元日本ランカー。
下馬評不利の試合を覆し続けた、ミスターダークホース。
旋風を巻き起こしたが、その後、1勝5敗とB級の壁に苦しんでいる。


アズマー 田中 8戦4勝(3KO)3敗1分

中日本のリング初登場の為に初見。
4年かけてこつこつと勝利を重ねてB級昇格。
B級初戦では敗戦しており、この試合でB級初勝利を目指す。
接近戦の得意な選手と聞いている。

 

B級の壁にぶつかっていた冨田が期間を空けて再始動。
完全叩き上げで、元々の積み上げは幼少からボクシングに親しんだ選手に比べれば薄かった。
ブランクの期間がこういった選手を強くするパターンは往々にしてある。

東日本の熾烈なリングで地道にB級デビューを決めた田中を迎え、
新星ミスターダークホースが再び輝けるか。

 

【スーパーバンタム級8回戦】
植松 卓美(駿河男児) vs 鳥井 士恩(角海老宝石)

植松 卓美 6戦6勝

元トップアマが揃う駿河男児でも一番の努力家と言われる選手。
叩き上げだとは思えないような綺麗なボクシングが持ち味。
0から積み上げたテクニックに物量の凄まじさを感じさせる。


鳥井 士恩 9戦6勝(3KO)3敗

中日本のリング初登場の為に初見。
中日本の選手では犬塚 音也(松田)と対戦し、ダウンを奪われての敗戦。
ただし、ポイント差はそのダウンポイントのみ…と、拮抗した試合を演じている。
2023年東日本新人王戦ファイナリスト、その後6回戦を連勝してA級へ駆け上がった。


犬塚との戦いぶりを見る限り、実力的にはランキング戦線に食い込んでおかしくないと思える鳥井。
植松のA級初戦はノーランカー対決ながら、勝負の試合となった。
お互いに、勝てばその力を示せる試合だと感じる。

先にあるランキングへ向けた試合へ…一歩目を踏み出すのは。

 

【スーパーフライ級8回戦】
齋藤 哲平(M.T) vs 東 泰誠(TOUGH BOY)

齋藤 哲平 12戦6勝(4KO)4敗2分

静岡県熱海市出身。
東日本管轄の神奈川県、M.Tジムの所属。

中日本のリング初登場の為に初見。
B級昇格まで長く、B級昇格後もすぐには勝てなかったが、
直近2試合を連勝して一気にA級の舞台にやって来た。


東 泰誠 24戦10勝(6KO)13敗1分

中日本のリングは10年ぶり。
刈谷あいおいホールで清水 裕司(松田)と拳を交えている。
途中4年半のブランクは作ったが、デビューから14年を数え、戦歴は20戦を越えた。


プロ12戦を戦いながら、地元静岡のリングは初。
A級ボクサーとなった齋藤が地元へ凱旋する齋藤。
対するは勝ち負けを繰り返しながらも粘り強くリングに上がり続ける東。
直近は2連敗中、脱出に向けて静岡のリングにやってくる。

 

【スーパーフェザー級8回戦】
大畑 俊平(駿河男児) vs ロベック・カプロイ(比)

大畑 俊平 3戦2勝(1KO)1敗

デビュー戦の勝利者インタビューで「面白くない試合をする」と宣言した大畑。
3戦目で日本ユース王座に挑戦し、ずば抜けて面白い試合を0-2の判定で落とした。
アマチュア戦績:42戦29勝(5RSC)13敗、全日本選手権準優勝。


ロベック・カプロイ 16戦11勝(8KO)2敗3分

日本のリング初登場。
国外リングは2戦目で、韓国でWBC極東スーパーフェザー級王座を争い、
6Rまでの負傷判定ドローで戴冠を逃している。


数々のアマエリートを撃破し、世界戦線でも日本人世界王者がその座を
ピノイ(勇敢なフィリピン人の意)に追われている。
大畑の再起戦の相手は高いKO率を誇る日本初登場のピノイ。

前回接戦を落とした渡邊 海(ライオンズ)はWBO-APで1位にまで登り詰めている。
アジアトップグループを戦う実力は証明していると言える大畑。

ただ、実際にそこに挑んで行くためには勝ち星が必要。
大畑の今後を占う試合…メインイベントの舞台で次世代の主役の躍動に期待したい。

 

 

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