2025/12/14 -愛知・刈谷あいおいホール- 第8試合~セミファイナル(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
【ライト級6回戦】
秋山 星也(名古屋大橋) vs 並木 翔冴(宮田)
6R判定 3-0(58-56、59-55、59-55)
勝者:並木
お互いに揺らし合う、効かせ合う。
序盤から相撃ちも頻発するスリリングな展開。
3Rに入ると秋山の手数が落ち、並木が的確にヒットを奪っていくが…
ラウンド後半には秋山の強打が刺さって並木が揺れ、クリンチに逃れる場面が続く。
4Rには並木の右が刺さって秋山の腰が落ちる。
大ピンチを何とかクリンチに逃れて脱する。
終盤は体を預け合いながらの死力を尽くした撃ち合い。
ダメージもかなり蓄積され、お互いにあと一つ当たればダウンとも思える展開。
密着して撃ち合い、離れ際を狙い合い…試合は熱量冷めることなく終了のゴング。
マイジャッジは58-56で並木
コンパクトに手が回った並木が後半を制したように思えた。
秋山の強打に耐え抜き、上回った並木。
頑丈さは相手にとって嫌なもの。
この選手がB級の壁に当たっていたとは思えなかった。
刈谷あいおいホールで見事にその壁を乗り越えた。
あと一押しの場面を何度も作りながら、倒しきれず。
積み重なるダメージに耐えながら戦った秋山。
ポイントは開いたが、あと僅かの印象だった。
強打もしかり、発言もしかり、抜群に面白い秋山。
この激闘もまた、秋山らしいものとも思えた。
リングを盛り上げる重要なタレント。
ここから更なる強さを持っての復活を期待したい。
秋山 星也 9戦5勝(5KO)4敗
並木 翔冴 14戦7勝(4KO)5敗2分
【48.2kg契約6回戦】
赤塚 翔(名古屋大橋) vs 宮元 陽汰(江見)
6R判定 3-0(60-54、60-54、60-54)
勝者:宮元
スピード豊かな宮元に対し、じりじりと詰める赤塚だが、
序盤から宮元が強烈にボディを差し込み続ける。
時折詰めて右オーバーをヒットさせる赤塚。
しかしその詰めるまでに宮元がジャブを積み重ねていく。
3Rに入ると回転よくパンチを叩きつけながら、至近距離になるとクリンチで切る宮元。
赤塚の得意な距離では勝負させず、「削り取るボクシング」が身上の赤塚を
逆にボディで削っていく。
詰める赤塚に対し、足を使ってポジションを変えながら的確にヒットを奪う宮元。
しつこくしつこく前に出る赤塚だが、見栄えのいいヒットは奪えず。
逆に宮元はボディを中心にパンチをまとめていく。
先に疲弊したのは赤塚の方…。
ボディも積み重なったか…
縦横無尽に角度を変えながら襲う宮元と、運動量の差が開いていく。
撃ち合いでもはっきりと赤塚を上回る宮元。
最後まで動きながら的確に叩いた宮元、最後まで詰め続けた赤塚。
展開は変わることなく…試合終了のゴング。
マイジャッジは59-55で宮元。
公式ジャッジのフルマークも納得の試合だった。
スピードもあり、疲弊も全く見せなかった宮元。
威力あるボディで、赤塚のお株を奪うように、赤塚を疲弊へといざなった。
この選手が4回戦で3つも負けを刻んだことが信じられない思いだった。
あと1つのB級白星を手に入れて、A級で勝負してほしい選手と思えた。
そして、これでB級で連敗となった赤塚。
ラウンドが長くなればなるほど赤塚の
「削り取るボクシング」は生きるように思えていたが、
この日のように削り取ることさえままならなければ、長丁場の強さも生きてこない。
ラウンド数だけではなく、相手の強さも上がっていく。
勝ち抜けた選手しかいない世界へ…。
自分のボクシングを強い相手にどう発揮していくか。
赤塚の前に乗り越えるべき大きな大きな壁がそびえているようにも思える。
ただ、「削り取る」と表現はしているものの、
その実像には「しつこいボクシング」があるとも思っている。
しつこくしつこく、強さに挑んでほしい。
赤塚らしさがあれば、きっと乗り越えられると思ってる。
赤塚 翔 12戦5勝(1KO)6敗1分
宮元 陽汰 8戦5勝3敗
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