2020/12/26 -刈谷・あいおいホール- 見どころ(中日本ボクシング観戦記) ボクシング選手名鑑ピックアップ!
コロナの影響もあり、僅か2試合となったこの日の刈谷。
しかしながら、充分に熱くしてくれる激熱な2試合が組まれている。
残念ながらこの日は所用で観戦には行けないが…。
BOXING RAISEでしっかりと配信してくれるようなので、それを楽しみに待っていたい。
【スーパーバンタム級6回戦】
テル のび太(緑) vs ヤノ・ジョン(駿河男児)
テル のび太 9戦5勝(2KO)3敗1分
ヤノ・ジョン 11戦5勝(2KO)6敗
生粋のインファイターと、ピノイの血を持つテクニシャンが激突。
4回戦時代には血気盛んなファイトを見せていたヤノは10戦の経験を踏み
テクニシャンへと成長、巧さを兼ね備えるとともに危険なパンチも失っていない。
負け越し戦績ながら、常に成長と変化を見せて来たドラマある選手。
約1年ぶりの試合、大きく変化するには充分な時間が経過している。
今回もきっとそのイメージを上方修正させてくれるのではないかと期待したいところ。
対するテルは生粋のファイター。
デビュー当初から漫画「はじめの一歩」への憧れ丸出しのドファイトを繰り広げて来た。
しかし…つけられたリングネームは一歩ではなくのび太。
眼鏡に黄色いTシャツ、のび太のあだ名が相応しい
「なよなよ」した見た目は、リングに上がると急変する。
お互いに少しずつ、少しずつ階段を上って来た。
スタイルは相反すれど、背景には同じ匂いを感じる二人。
ここでA級昇格をかけて激突!
■日本ライトフライ級タイトルマッチ
【ライトフライ級10回戦】
矢吹 正道(緑) vs 大内 淳雅(姫路木下)
日本ライトフライ級王者
WBC3位/IBF8位/WBO13位/OPBF1位
矢吹 正道 14戦11勝(11KO)3敗
OPBF12位/日本1位
大内 淳雅 34戦22勝(8KO)9敗3分
見事なまでの戴冠劇を見せつけた今年7月の矢吹。
世界ランキングも上位につけ、世界挑戦が射程に入る。
初防衛戦で迎えるのはランキング1位でベテランの大内。
また、世界戦がチラつく難しさも存在する。
普通ならとにかく難しい試合になるように思えるが…
大内はこれが3度目のタイトル挑戦。
現WBC世界ライトフライ級王者であり世界戦8勝5KOの寺地 拳四郎(BMB)を
相手に判定まで粘った実績もある強豪ランカー。
世界に向けて、矢吹が品定めされる試合のようにも思える…。
そして、頂きを見上げる矢吹の足元を、大内がどうすくいにかかるのか。
仮に王座交代劇が起これば、その立場はゴソっと入れ替わる。
ココイチのベテランの怖さ…それはボクシングの歴史上何度も繰り返されたもの。
この試合…ただの防衛戦に有らず!
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